中央銀行と通貨の関連性

FXなどの通貨の投資取引を行っていると、「中央銀行」という言葉を耳にしますが、この銀行は具体的になどのような事をしているのでしょうか。
中央銀行とは、それぞれの金融機関であるいわゆる市中銀行に対して通貨を貸し付ける銀行の銀行であり、その国や地域で利用される通貨を発行する期間であり、また、政策金利の決定などを行い国内、地域内の通貨価値や物価の安定をつかさどる銀行になります。

例えば、その国の国民が生活していくためには、日々の暮らしの中に通貨を介在させ、いろいろな物の価値を共通化して取引きを行っていく必要があります。
この通貨の価値と物の価値を安定化させるのが中央銀行なのです。
例えば、インフレやデフレといった言葉を耳にすることがあると思いますが、簡単に言うと、通貨の価値が下がり物価が上がることをインフレと呼び、通貨の価値が上がって物価が下がることをデフレと言います。
インフレ状態になると、物価が上昇し通貨の価値が下がる為に、物を買って手に入れることが困難になっていきます。
デフレ状態になると、物価が下がり通貨の価値が上がるために、物を売って利益を上げることが困難になっていきます。
こうしたことが起きないように、中央銀行は経済の状態と物価と通貨価値のバランスを常に監視し、適正化に努めているのです。

こうした物価の水準の変移が起こる原因にはいろいろな要素がありますが、そのうちの一つが、流通している通貨の量になります。
通貨量が増えれば通貨が余るために、同じものを買うためにもたくさんの通貨が使われるようになるために、相対的に物価が上がります。
逆に通貨の量が減ると通貨が足りなくなるために、同じものを買うためにも少ない通貨を使う事になるために、相対的に物価が安くなります。
もう一つは為替レートの変動で、こちらは通貨高になった場合には輸入する価格が下がるためにデフレが進み、通貨安になった場合は輸入価格が上がるためにインフレが進むことになります。

このような状況を見極めながら、中央銀行はバランスを取るように努め、公定歩合などを調整しながら流通する通貨量をコントロールすることでこれを行っているのですが、経済状況と物価水準のあいだに大きな差が生まれたと判断した場合には、為替レートに作用し通貨安や通貨高に誘導することによって、世の中に出回るお金の量を調整しインフレやデフレに導きくよう、強いコントロールを行う事があります。
これを「為替介入」と呼んでおり、この為替介入には「直接介入」と「口先介入」の二つの種類があります。

口先介入とは、中央銀行の総裁や為替レートに影響を与える経済的に影響力を持った要人などが、現在の経済状態や為替相場に対して、意見や感想を述べることにより、投資家による売買意思を促すもので、例えば通貨高を嫌う発言があれば、それに対しての憶測や投資家心理により、通貨安の傾向へと誘導されていくというような効果を表します。

直接介入とは、中央銀行が直接に為替レートに働きかけるもので、外国為替市場に対して自国の通貨の売買を行って取引通貨量に影響を与えます。これにより通貨を売ることで通貨価値が下がるために、通貨安に導かれてデフレ方向への調整を行い、通貨を買うことで通貨価値を上げることができるため、通貨高に導かれてインフレ方向の調整を行うことができるのです。

こうした為替介入は一国で行う「単独介入」と数国が協力して行う「協力介入」があり、協力介入では外国為替市場により大きな効果を与えたり、広い地域にその影響を及ぼすことが可能ですが、各国の足並みをそろえることが難しく成功率が低いという側面もあり、いずれにしても、こうした為替介入はある種のカンフル剤的な要素があるために、投資取引において過剰な反応をせずに中止することが無難な対応と言えるでしょう。